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まちなかキャンパスについて

ごあいさつ

まちなかキャンパス実行委員会 会長
旭川工業高等専門学校 教授 浜田 良樹

 2019年、広い意味でのデザインで地域をより盛り上げようという機運が芽生え、有志により「あさひかわ創造都市推進協議会」が設立されました。同協議会は、国連教育科学文化機関(UNESCO)の「ユネスコ・クリエイティブシティーズネットワーク」(UCCN)加盟に向けて活動し、同年10月30日に旭川市の加盟が認められました。UCCNは創造的・文化的な産業によって活性化を目指す世界の都市が,連携・相互交流を行うことを促支援・促進するネットワークで、文化を通じて、持続可能な都市を創造するものです。UCCNが想定する文化とは音楽、映画など7つあり、旭川市は「デザイン」で認証されたことから、メディアでは「ユネスコデザイン創造都市」と呼ばれます。デザイン創造都市は世界に53都市しかありません。私たちはこの誇りと責務をまっとうすべく、真摯に取組むことが求められます。

 「まちなかキャンパス」は「ユネスコデザイン創造都市」を推進し、前に進めていくため、旭川の人間が考案した新しい発明です。「デザイン」「まちづくり」「SDGs」をテーマとし、主に高校の「創造的な探求の時間」において学生・生徒が日頃研究していることを、都心の歩行者天国にテントを立て一斉に展示する。別途スタンプラリーを実施し、旭川市内のすべての小中高にリーフレットを配布(36,000枚)して遊びにおいでと促す。高校生や大学生は小・中学生に教えることで自らも学ぶ (Learning by Doing)。大学生や社会人による展示も積極的に受け入れ、保護者も退屈しないように配慮しています。時期は各高校の中間考査と高体連・高文連の間の6月第4週の土日に固定。出展内容は多岐にわたり、SDGsの17のゴールすべてを網羅しています。

 2021年にオンラインで初開催し、22年には買物公園(旭川市街をで対面開催を果たし、いきなり6万3千もの人が参加しました。2024年まで晴天に恵まれ来場者数を6万7千、6万8千と伸ばし、25年には雨天でしたが6万5千と変わっていません。旭川では4番目に大きなイベントであり、4年続いたので旭川市民はたいてい「まちなかキャンパス」のことを知っており、楽しみにして頂いています。

 静かな環境が大事なのでハンドマイクや楽器などの利用は禁止、飲食もなしです。会場は延長1キロの街路ですので、式典の類は一切なし。街路を埋め尽くす子どもたちと高校生たちのうれしそうな姿は、社会人として新鮮で、主催者冥利に尽きます。歩行者天国を構成する店舗や企業さんも「まちなか応援団」としてポスターを貼ってくれています。

 海を見たことがない人に海とは何かを説明することが困難であるように、いくら文字で書いてもまちなかキャンパスの魅力を説明しきることは困難です。しかし一瞬でもその現場を見ていただければその意義がすぐ理解できるはずです。どうぞまちなかキャンパスを視察に来てください。

 

​ まちなかキャンパスを支えてくださる後援団体、協賛団体、学生委員、ボランティアに深く感謝しています。来期もどうぞよろしくお願いいたします。

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まちなかキャンパス
まちなかキャンパス実行委員会
〒071-8142
北海道旭川市春光台2条2丁目1-6
旭川工業高等専門学校 浜田研究室内
主催:まちなかキャンパス実行委員会
​運営:まちなかキャンパス学生委員会
共催:旭川市、旭川ユネスコ協会
後援:旭川市教育委員会、あさひかわ創造都市推進協議会、旭川商工会議所、旭川平和通商店街振興組合、三和・緑道商店会、NHK旭川放送局、北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部、旭川信用金庫、創造と改革、旭川ウェルビーイング・コンソーシアム、旭川家具工業協同組合、旭川機械金属工業振興会、旭川情報産業事業協同組合、旭川クリエイターズクラブ、一般社団法人旭川青年会議所、旭川デザイン協議会、旭川工業高等専門学校産業技術振興会、株式会社日本政策金融公庫旭川支店、キャリアバンク株式会社、北海道新聞旭川支社、北海道イノベーティブ・デザイン経営研究協議会(HIDERA)
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デザイン創造都市あさひかわ
この事業はサマージャンボ宝くじの収益金を活用して実施しています。
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