7月28日(日)旭川デザインギャラリーにて表彰式を実施しました。
■審査員による表彰
◇最優秀賞 旭川西高校 「小松菜・堆肥・メイクでLifeup!」 評点92.0点
テーマを1つに絞って大量の人員を投入しました。農家から廃棄される規格外の小松菜という問題を知り、池の浄化のために堆肥化する。一方で高校生らしく校則について考え、顔にメイクをすることは人を喜ばせるとして、実際会場は顔にシールを貼った子どもだらけ。見事な人の流れを作り上げましたことが、探究学習の模範となると評価しました。
◇優秀賞 旭川北高校「すくえ!!動物の命」 評点87.3点
殺処分される犬猫を救うというわかりやすいが解決が難しいテーマに果敢に取り組み、参加者の年齢や理解度に応じてプレゼンのやり方を変え、将来へ向けての募金も行うなどその可能性が高く評価されました。
◇奨励賞 旭川北高校「共助の広場~皆で助け合って災害を乗り越えよう!」評点86.0点
災害からは安全とされる旭川であえてこのテーマを選び、クイズを組み合わせた丁寧なプレゼンで、災害時の公助には限界があり、自助と共助という発想が必要だと訴えるものであり、市民にとっても学ぶ価値を持つものです。
◇奨励賞 旭川北高校「自分のこと、もっと知っていきませんか」評点85.5点
カナダ出身の生徒による、なんとソロの探究学習。普通に生活していたら気づかない日本人、旭川市民の閉鎖性を客観的に認識し、解決策として自分自身を深く分析し、知ることにより、普遍的なQOL向上を提案するものです。視点とその深い洞察は、子どもだけではなく大人にとっても学ぶところが大きい。
◇審査委員は次の9名
審査委員長 五十嵐敏文(旭川工業高等専門学校 校長)
審査委員 竹中 英泰(旭川市立大学 名誉教授)
審査委員 鐘ヶ江秀彦(立命館大学 教授)
審査委員 廣岡 兼造(旭川市立大学 教授)
審査委員 工藤 直志(旭川医科大学 教授)
審査委員 村尾 太久(旭川市立大学准教授)
審査委員 金子 友海(苫小牧工業高等専門学校 准教授)
審査委員 河口 浩美(フリーアナウンサー)
◇審査項目は次の6項目
①妥当性 実際の社会でそれを実行しようとしたときに実現可能性があるか(20点)
②独創性 SDGsの実践、デザイン文化の普及、ユネスコデザイン創造都市の模範となるか、他のテナントと比較して(20点)
③表現力 それを説明する方法の妥当性、説明者の態度は他のテントと比較して(20点)
④将来性 そのアイデアは将来に向けて賛同を得られそうか(10点)
⑤融合性 そのアイデアは他の展示との関係で発展的に融合をする可能性が、他のテントと比較して(10点)
⑥自立性 そのアイデアは生徒自身の意欲が反映されているか(先生の指示、去年のコピーではないか)、他の展示と比べて(20点)
これを、
5.卓越している
4.優秀である
3.普通である
2.やや物足りない
1.物足りない
で評価しました。
■参加者同士で投票し合うゲーム形式のピアレビューの結果としてすでにまちなかニュース88報で公表したMVP4展示の表彰も併せて実施しました。
(メディアあさひかわ8月号にも掲載されていますが、こちらには審査委員の先生は関与していません)
☆MVP:同着2団体
明成高校「旭川を盛り上げるために」
農業高校「オリジナル木工アート作り~いろんな形の木に触れよう~」
☆準MVP:同着2団体
北高「コットン育ててみませんか?」
北高「食品ロス削減の道~豊かな味覚を永遠に~」
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